「AI自治体」の教科書

 AIの活用が広がっている。デジタルトランスフォーメーション実現のため、大企業だけでなく、今年は中堅・中小企業の導入が加速するとみられている。AI導入の波は企業だけではなく、自治体にも広がっている。

 本書では、自治体の業務を見直すべき理由やAIを適用できるさまざまな自治体実務・行政サービス、今後の自治体像などについて順序だてて解説している。また、実用段階に入ったテクノロジーを紹介し、自治体の導入事例や業務別の活用方法も提示する。いわば、「AI自治体」に関する教科書といえる。

 事例として登場する自治体は、東京都、横浜市、川崎市といった大都市や、茨城県つくば市のようにIT導入に積極的な自治体だけではなく、長野県軽井沢町、福岡県糸島町などの小規模自治体の事例も紹介する。

 窓口業務やコールセンター、税務や財務といった業務別の活用を紹介するほか、導入プロセスやAI化の問題点、課題点についても言及。「AI自治体」をこの1冊で俯瞰できる。(海)

『AI自治体
公務員の仕事と行政サービスはこう変わる!』
井熊均、井上岳一、木通秀樹 著
学陽書房 刊(2100円+税)