▼スマートフォンを活用した決済が急速に普及している。NFCを使ったものは比較的以前からお馴染みだったが、何といっても最近勢いがすごいのはQRコード系だ。

▼昨年末にはペイペイが、100億円を用意して全ての支払いで20%還元という太っ腹なキャンペーンを打ち出した。まさに“ペイペイ祭”とも言うべき狂乱状態になったが、QRコード決済の普及にはかなり大きな推進力になったのではないか。

▼日経新聞は19日、経産省が主導しQRコード決済の統一規格を発表すると報じた。セキュリティーやサービスの信頼性向上が見込まれるものの、コスト高になり手数料に転嫁される懸念もあるという。特に加盟店が支払う手数料はクレジットカード普及の大きな阻害要因になってきた側面がある。また、現時点ではサービス事業者側に統一規格の採用義務はない。

▼中小企業の受発注の効率化を巡っては、中企庁が中小企業共通EDI仕様を作成し、その普及を官民で進めている(1面に詳報)。共通仕様や統一規格の類は、普及しなければ意味がない。そのためには、ステークホルダーの利益をうまく設計することが必須だ。(霹)