「5G」の基本をおさえる


 日本では2020年春に本格的な商用サービス展開が始まる「5G(第5世代移動通信システム)」。その実現に向けて、NTTドコモは本番設備を用いた5Gの「プレサービス」を9月20日に開始。KDDIは第1号の基地局を設置し電波発射を開始したと、9月30日に明らかにした。

 このように盛り上がりを見せる5Gについて、まだよく分かっていないという方。来年春に向けては、今こそ知識を身に付けるベストタイミングだろう。

 本書では5Gについて、その特徴や人々の生活やビジネスに与える影響、リスクや今後の発展の方向性まで幅広く解説している。特に5Gビジネスについては、キャリアのビジネスを「B2X」から「B2B2X」へ変えることがポイント。つまりビジネスの主役はキャリアではなく、そのパートナーとなる、5Gに付加価値を付けて独自サービスを展開する事業者になる。著者はこうした企業を「センターB事業者」と位置付け、「5Gによる変革を受動的に待つのではなく、能動的に5Gを活用しようとするセンターB事業者が、新たな時代の勝者となる」と伝えている。(宙)


『5Gビジネス』
亀井卓也 著
日本経済新聞出版社 刊(860円+税)