▼シベリアの厳しい冬を避けて東日本を中心に飛来する白鳥は、冬の風物詩だ。毎日新聞によれば、白鳥の渡りが遅い年ほど雪が多くなる傾向があることがデータで裏付けられたという。今年はおおむね初飛来は早めだったようなので、豪雪に見舞われる可能性は低そうだ。

▼2020とはキリがいい数字だ。横書きにすれば、白鳥が水面を優雅に泳いでいる形に見えなくもない……ような気がする。なんとなくめでたいムードが字面からも漂ってはこないか。

▼改元や消費税改正、そしてあと1週間後に迫るWindows 7のEOSなどは、19年のIT市場の特需を演出したイベントと言っていいだろう。特需の後には反動が付きものだが、前回の消費税改正やWindows XPのEOS特需があった14年に比べると、今回は心配の声がそれほど聞かれない。

▼20年も19年に負けないビッグイベントがあるという以上に、ITがユーザーのビジネスの競争力に直結するという認識が拡大し、市場そのものは盛り上がりつつある。ただし、その裾野はまだまだ狭い。商機をつかみ、白鳥のように飛躍するITベンダーが続々登場する年になってほしい。(霹)