1月末、米IBMのトップ人事が発表されました。4月6日からは、クラウドとAI関連の事業を率いていたシニアバイスプレジデントのアービンド・クリシュナ氏がCEOを、そして米レッドハットCEOでもあるジェームス・ホワイトハースト氏がプレジデント(社長)を務めます。

 昨年2月、週刊BCNもIBMの年次グローバルイベント「Think 2019」に参加しましたが、会期中に取材した中で、最も多くのセッションでホスト役を務めていたのがクリシュナ氏でした。歴史のある大手企業の基幹システムを数多く手がけるIBMが、マルチクラウドやAIをどのように提案していくか、その戦略を具体的に語る姿がとても印象的だったので、新CEOに選ばれたと聞いたときは「やはり、あの人か!」という思いが湧きあがりました。

 また、ホワイトハースト氏は大手航空会社・デルタ航空のCOOから、オープンなカルチャーが支配する最も先鋭的なテック企業の一社、レッドハットのトップに転じた人物。技術者の自由闊達な活動から生まれた価値を、エンタープライズへ提供するという難しいバランスが求められるビジネスを、見事に成功させています。この二人が率いる新たなIBMがどんな会社になっていくのか、とても楽しみです。
(日高 彰)

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米IBM CEOにクラウド/コグニティブ担当のクリシュナSVP レッドハットのホワイトハーストCEOがIBM社長に