「デジタルトランスフォーメーション(DX)」とは何か、厳密な定義となると人それぞれ異なる部分があります。しかし、DXを成し遂げた企業においては、デジタル技術が事業運営の根幹を成す存在になる、という点に異論はないと思います。

 情報処理推進機構(IPA)は2月25日、昨年にシステム障害が過去最多の年だったとする調査結果を発表しました。とはいえ、ITのダウンによって業務効率が大幅に低下したとしても、紙の伝票や電卓を駆使して、事業そのものは何とか継続したという例も少なくなかったと思います。しかし、これから多くの企業が本当にDXを実現し、デジタル技術の上に事業が構築されるとなると、システム障害を現場の力技で乗り切ることは不可能になります。

 ハイブリッドクラウド環境のバックアップに強みを持つ米ルーブリックのビプル・シンハCEOは「アプリケーションが常に動き、データにいつでもアクセスできる環境がなければDXは成功しない」と指摘します。これまで、データ保護ソリューションはもしものための“保険”のような存在でしたが、これからはDXに取り組む上での前提要件になりそうです。
(日高 彰)

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【Key Person】米ルーブリック 共同創業者兼CEO ビプル・シンハ