SDGsは日本企業にとってのチャンス?

 日本企業でも、CSR戦略においてSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に向けた取り組みを重視するケースが増えている。一方で、SDGsが企業の営利活動における“制約”だと感じている人もいるかもしれない。

 本書では、サステナビリティ(持続可能性)を重視する潮流がグローバルでは当たり前のものとして考えられるようになっていて、若い世代がその実現に向けて中核を担うことになっていることを指摘。ITを中心としたイノベーションによってサステナビリティを実現することが、これからの市場で評価され、顧客から継続的に選ばれる企業になることにつながると説く。タイトルの「サステナベーション」とは、サステナビリティとイノベーションを掛け合わせた造語であり、つまりはサステナベーションこそがこれからの企業の成長に不可欠な視点だというわけだ。「日本企業こそサステナベーションとの親和性が高い」とも。日本経済復活のカギになるか。(霹)
 


『サステナベーション sustainability × innovation
多様性時代における企業の羅針盤』
藤原遠 著
日本経済新聞出版 刊(1600円+税)