▼オンラインの取材がメインになったことにより、写真を撮る機会が激減している。紙媒体では写真の品質が紙面のクオリティを大きく左右する。週刊BCN編集部にもカメラにこだわりがある記者は多い。愛機が出動する場面が減っていることに一抹の寂しさを感じている。

▼記者会見などが一斉にオンラインに切り替わった今春は、新しいスタイルでの取材の臨場感を伝えるために、Web会議システムの画面キャプチャを人物写真として積極的に使ってきたが、もはや食傷気味。ありふれたものになってしまえば単なる粗い画像であり、別途写真を手配することも多くなった。

▼専業のカメラマンの仕事量も、各種イベントの中止やオンライン化が大きく影響し、この半年で激減している。ところが最近、マッチングアプリのプロフィール写真の撮影をプロカメラマンに依頼するサービスが拡大しているという。

▼メディアにとっても、優れたカメラマンが食べていける環境があることは重要だ。モチベーションが喚起されるかはともかく、被写体の魅力を最大限引き出す画づくりのセンスと技術に対する新しいニーズが出てきていることは歓迎すべきことかもしれない。(霹)