「クラウドは導入の是非を議論する時代から、いかに使いこなすか時代に移った」――。このような台詞すら古くさく聞こえるくらい、クラウドの普及は進みました。

 その一方で、ここ数年のハイパーコンバージドインフラのヒットや、エッジコンピューティングへの注目度を見ると、オンプレミスにも堅調な需要があることも明らかです。ITインフラ全体の中でクラウドへの投資が拡大するのは間違いないですが、それと同時に、オンプレミスでも伸びる分野は少なくないと考えられます。

 とはいえ、一度クラウドの便利さを知ってしまうと、オンプレミスでも「調達・導入や運用に手を煩わせたくない」というニーズが高まるのは当然のこと。昨年、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズは、サービス型の製品提供形態「GreenLake」を同社全製品に広げる方針を掲げましたが、今年10月には米デル・テクノロジーズも、製品を“as a Service”で提供する「Project APEX」を発表。

 ITインフラ大手各社はここ数年、「クラウド感覚で使えるオンプレミス製品」に力を入れてきましたが、製品の使い勝手に加えて、提供モデル自体をサービス型にしていく動きは、来年以降もますます加速していくものと考えられます。(日高 彰)

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デル・テクノロジーズ 国内でも来年前半に開始 オンプレミス製品のサービス化