デル・テクノロジーズ(大塚俊彦社長)は11月19 日、報道関係者向けの説明会を開催し、ストレー ジ製品の「as a Service」型の提供を来年前半に国 内でも開始すると発表した。オンプレミスで導入す る製品の設置や運用・管理、将来の増設などを、クラウドサービス感覚で扱える単一のコンソール 画面を通じて提供し、「使 った分だけ」の従量制の 支払いも可能とする。今後、同社のすべての製品 でこの提供形態に対応する予定。同社直販および パートナー経由で販売する。

 全製品をサービスとして提供する同社の計画は、 10月にオンラインで開催した年次イベント「Dell Technologies World 2020」で、グローバル向け に「Project APEX」の名称で発表していた。日本 でも北米等の市場に後れを取らないタイミングで 販売を開始し、製品提供形態のサービス化を加速 する。

 同社ではこれまでもストレージやサーバーを従 量課金型で提供していたが、顧客ごとに個別の 見積もりが必要といった不便があった。Project APEXでは、クラウド上の管理コンソールから簡 単な操作で製品の注文が可能で、注文から2週間 で顧客が指定した場所に製品を設置し利用可能に なるという。

 さらに、従来は必要な機器の種類や数を顧客側 でサイジングする必要があったが、「VDI で500イン スタンス分使用する」といったワークロード単位で の発注も行えるようになる。オンプレミスでの導入 となるが、製品の所有権はデル・テクノロジーズ および販売パートナー側に属するため、顧客側で は資産ではなく費用として支出の計上が可能。導 入後は、同一のコンソール画面を通じてリソース の使用量やパフォーマンスを監視することができ る。

 ストレージ製品以外にも、準備が整い次第サ ーバー、PC、データ保護など、同社の製品・ソ リューション全体をサービス型で提供を可能にす る。また、Project APEXでは同社製品に加えて、 AWSやAzureなどの主要なクラウドサービスとも 連携し、オンプレミスとクラウドのリソースを共通 のコンソールから調達・運用可能な仕組みとする 計画だという。(日高 彰)