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災害時のドローン活用

2021/02/26 10:00





 近年のドローンは、ネットワーク技術の進展や法整備が進んだおかげで、かなり実用性の高いテクノロジーとなりました。農業での薬品撒布や温度管理、建築・建設業での定期点検や建物保全などに活用できるほか、災害時の状況把握や被災者支援といった使い方もあります。AIとの親和性が高いことから、自動化による人員削減が期待できる分野でもあります。

 ただ、その際に課題となるのが学習サンプルの数。サンプルの量がAIの精度に直結するだけに、欠かすことのできない要素です。農業や建築・建設業においては関連サンプルを収集するのは難しくありませんが、災害に関してはそうもいきません。ある意味、災害時でのドローン活用の課題はサンプルの量にあるといえるでしょう。

 そこで、日立製作所はサンプル数が少ない災害状況を解析できるAIを開発したと発表しました。このAIの特徴は人が見つけにくい小さなものだったり、人でも判別しにくい災害状況が把握できるそうです。

 災害といえば、つい最近、福島県沖で震度6強の大きな地震が起きたばかり。これらのテクノロジーを活用することで、行方不明者や負傷者の数を減らすことができるかもしれません。災害大国日本で安全に生活するためにも、早急な実用化が望まれます。(銭君毅)

【記事はこちら】
日立、ドローンなどの空撮映像から災害状況を高精度に解析できるAI技術を開発
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