もはや代用品ではない

 マーガリンの誕生は古く、およそ150年の歴史を誇る。当初は牛脂に牛乳などを混ぜて冷やし固めた簡素なものだった。現在では精製油脂に粉乳や発酵乳などを加え、乳化させて製造している。
 

 開発当初はバターの代わりという位置づけだったが、今ではマーガリン特有の滑らかな触感や、あっさりとした風味などが評価され、バターの代用品にとどまらないポジションを確立したといえる。

 一時期、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸による健康への影響がメディアで取り沙汰され、避けている人も少なくないだろう。かつてのマーガリンにはトランス脂肪酸が比較的多く含まれていたそうだが、各メーカーの努力により、現在ではバターの半分程度だという。

 コッペパンにイチゴジャムとマーガリン。幼いころによく食べていた組み合わせも、今ではすっかりご無沙汰だ。味についても企業努力であの頃より向上しているのだろう。ただ、思い出の味と違っていたとしたら少し残念……というのはメーカーに失礼か。(無)


由来
マーガリンやショートニングなど食用加工油脂の製造・販売企業でつくる「日本マーガリン工業会」が、マーガリンへの理解を深めてもらうことを目的に制定。日付はマーガリンの生みの親であるフランス人のメージュ・ムーリエ・イポリット氏の誕生日である「10月24日」(1817年生まれ)から採用した。