野球の守備は奥深い

 3月下旬にプロ野球のペナントレースが開幕した。応援している球団がある人は、連日の試合結果に一喜一憂したり、球場に足を運び応援したりと10月まで楽しい日々が続くのではないだろうか。そして、より野球を楽しむことができる1冊が、赤星憲広氏が執筆した「中堅手論」だ。
 

 赤星氏といえば2001年~09年まで阪神タイガースに在籍し、中堅手(センター)としてチームを支えた名選手で、現在は、解説者としても人気だ。本書は、守備に優れた選手が表彰されるゴールデングラブ賞を6回受賞した赤星氏が、野球の外野守備について自身の経験を交えながら細かく解説している。

 野球をまったく見ないという人には難しい内容となっているが、少しでも知識がある人ならプロ野球選手の守備の凄さと奥深さを実感できるだろう。

 本書の中で赤星氏は良い守備をするためには、事前に細かくデータを分析するなど「準備」が必要だと説いている。この部分は、普段の仕事でも重要なことから、赤星氏の考え方はとても参考になった。

 私は年に数回、野球観戦に行く。もっぱらビール片手に球場の雰囲気を楽しんでいるのだが、次回は本書の内容を思い出しながら、外野手の動きに注目したい。(帆)


『中堅手論』
赤星 憲広 著
ワニブックス 刊 968円(税込)