エッジを使ったAI処理の課題はいくつかありますが、運用とコストの問題はしばしば挙げられると思います。大規模にデータを集めるためには、設置するエッジデバイスもまた多数となり、運用・管理が難しくなります。エッジ側でデータを処理するためにはデバイスの性能も求められ、これまた大規模に導入すればコストが高騰しがちです。

 Eraでご紹介したIdeinが提供するエッジAIプラットフォーム「Actcast」はこれらの課題に対する解決策の一つとなり得ます。一つのプラットフォームで複数デバイスの運用・管理ができるほか、独自のコンパイラ技術によって、Raspberry Piなどの安価なデバイスでもAI推論が高速に実行できるそうです。


 ActcastはAIをエッジデバイスに載せるためのプラットフォーム。そこに載せるAIアプリは他社も自由に提供が可能です。記事内ではお伝えできませんでしたが、IdeinではAI /IOTシステムのさらなる発展に向け、パートナービジネスの拡充にも力を入れています。中村晃一CEOは「実世界をすべてデータにするという目標を、我々だけで達成するのは無理」と語り、パートナーとの協業を重視する姿勢を示していました。

 Actcastを登録した端末数は急激に伸びており、今後も勢いは増していきそうです。BCNとしては、パートナービジネスの進展にも注目したいところです。(藤岡 堯)

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Era Idein 代表取締役CEO 中村晃一 変化し続ける世界を創り出す