▼1月下旬、この冬最大の寒波がやってきた。雪に慣れている北海道でも想定以上の積雪があり、新千歳空港で多くの人が足止めされるなど大きな影響が出た。東北にある実家も雪深い。70代の両親が屋根に上がって雪を下すのは危険なため、県内に住んでいる私の弟が雪下ろしのサポートに駆けつけて何とか対応している。
▼東京にいると実感が薄くなってしまうが、雪国では、ただ暮らすだけでも大変な労力がかかっている。そんな中で衆院選が行われる。天候による投票率の低下や、18歳で選挙権を得ている受験生への影響などが指摘されている。雪の中、選挙ポスター用の看板を設置するなど事務を担う役所も大変だが、有権者が投票所に行くのも一苦労だ。
▼選挙の争点は、消費税の扱いに注目が集まっている。完全廃止、食料品のみ対象外にする、期間限定の措置など各党いろいろな主張があるが、財源や長期的な見通しなど多角的に考えて判断する必要がある。
▼終わりが見えない物価高の中で、政策は国民の暮らしをどう支えていくのか。真冬の選挙で、他者への想像力に富んだ論戦が行われ、希望が持てる結果になることを願ってやまない。(緑)