アップルコンピュータが発表した新型iMacに対し、販売店が少なからずパソコンの販売拡大につながると期待しているようだ。秋葉原ではパワーユーザーを中心に新型iMacの購入増を見込んでおり、サポート面も向上しているとの評価も相次いでいる。アップルは、2001年12月(単月)のデスクトップ機のベンダー別シェアで5位につけているものの、以前のような勢いが感じられないのも事実だ。アップルにとって、新型iMacの市場投入がシェア巻き返しの起爆剤になるのだろうか。

 ショップの間では、「斬新なデザインでユーザーの利便性が向上するのではないか」、「パワーユーザーを中心にパソコンの販売台数が拡大するだろう」といった声があがっており、フルモデルチェンジした新型iMacに少なからず期待を寄せている様子だ。

 また、DVD-R/CD-RWスーパードライブ搭載の800MHzモデル、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ搭載の700MHzモデル、CD-RWドライブ搭載の700MHzモデルの3機種をラインアップしたことで、パワーユーザーを中心としたパソコンの買い替え需要が喚起されることも見込んでいる。

 新型iMacの最大の特徴は、今までのデスクトップパソコンの枠を打ち破ったデザインにある。

 直径27センチの円形ベース部の上で、15インチのLCDフラットスクリーンが自由自在に動く。無駄なものを省いたデザインにより、省スペースも実現している。

 ショップでは、「部屋のインテリア感覚で購入するユーザーもいるのではないか」と分析しており、初心者ユーザーも取り込めると見ている。

 サポートに関しては、「以前よりもかなり向上した」という声が多い。アップルが昨年からサポート体制を強化していることが、販売店に概ね好評のようだ。

 BCNランキングによると、アップルは昨年12月におけるデスクトップのベンダー別販売台数シェアが8.6%と5位になっているが、最近は以前のような勢いが感じられなかった。

 ショップでは、iMacシリーズに関して、「iMacを購入する新規ユーザーが減少している」ことや、「デザインがある程度マンネリ化してしまったのではないか」などといった厳しい評価もあがっていた。

 また、パソコン市場自体も伸び悩みが目立っており、年末商戦本番の12月におけるデスクトップ販売台数は前年同月比53%と厳しい状況だ。

 新型iMacの登場により、今後アップルがパソコンシェアを巻き返しを図ることができるのか。

 また、新型iMacがパソコン市場全体にどのような影響を与えるのかが注目される。