店頭流通

ベンキュージャパン ラインアップ強化で顧客層を拡大

2009/09/29 18:45

週刊BCN 2009年09月28日vol.1302掲載

 ベンキュージャパン(マーティン・モーレ社長)は、オフィスと家庭の両方で使えるコンパクトなプロジェクタの新規投入と液晶ディスプレイのラインアップ拡充で、顧客層の拡大を進める方針だ。

 6月に発売した「GPI」ミニプロジェクタはミニシアターがコンセプト。640gという軽さで持ち運びが簡単なのが特長。パソコンを使用しなくても、USBメモリに保存した画像や動画を投写することができる。また、iPod・iPhone universal dockを使用して、iPodやiPhoneと接続することもできる。プロダクトマネージャーのジミー・ファン氏は「iPhoneユーザーは100万人以上いる。(「GPI」は)好きな映画などを取り込んで自分の部屋で楽しむことができる自由度の高さが特徴だ」と説明する。

 主に若年層をターゲットに据えているが、「半分は予想通り」。オフィスでのプレゼンテーション用や学校の授業用などに購入していく客も多いという。今後は雑誌などのメディアや展示会で露出を増やしていく方針で、国内の売り上げを年間100台、海外では1000台を目標としている。

 なお、大規模な会議室や教室など法人での使用には、LAN端子を搭載した短焦点プロジェクタのほか、エントリーモデルから高輝度モデルまで計7機種を揃える。

 液晶ディスプレイは、エコを謳った「V2200 eco」「V2400 eco」の2製品のほか計4製品を投入する。同社によれば「V2200 eco」は、21.5型としては世界で初めてLEDバックライトを採用したという。低消費電力、水銀の不使用で環境に配慮している。「Eco モード」では輝度を抑え、消費電力の削減が可能だ。今後LEDモニタを全面に打ち出したプロモーションをしていくとしている。(信澤健太)
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