2010年4月、パソコン市場は17か月ぶりに台数・金額ともに前年同月を上回った。だが、関連分野の液晶ディスプレイは不振が続く。台数ベースでは、09年10月以降、7か月連続の前年同月比マイナスで推移している。

 メーカー別シェアでは、LGエレクトロニクス、三菱電機、日本エイサーの3社が激しいシェア争いを展開。4月はLGエレクトロニクスが22.5%でトップを獲得し、2位は21.4%の三菱電機だった。

 前月(3月)のシェアを振り返ると、三菱が19.8%でトップ、2位はLGで19.4%と僅差だった。現在3位の日本エイサーは、09年7月まで2割前後のシェアを獲得し、トップに立っていたが、8月以降後退。10年1月には3位に浮上したものの、LGや三菱と比べると、減速傾向にある。

 液晶ディスプレイ市場全体が前年を下回って推移しているのは、ディスプレイ一体型のデスクトップPCが、市場の過半数を占めるようになったことが大きく影響している。ディスプレイ一体型PCが台頭する一方で、ディスプレイ単体の購入は減少傾向をたどっている。PCとの接続だけでなく、ゲーム用やテレビモニタとして利用するなど、新しい使い方を訴求することが、市場拡大のカギを握るといえそうだ。

 1インチあたりの平均単価をみると、LGと日本エイサーは900円前後で低価格製品が中心となっているが、比較的高価だった三菱も09年4月からの1年間で300円程度下がって1100円台に突入。競合2社の価格帯に接近してきた。