BCNアナリストの店頭市況

<BCNアナリストの店頭市況>液晶テレビ2ケタで伸びるも単価が下落

2015/02/19 16:51

週刊BCN 2015年02月16日vol.1567掲載

 液晶テレビの販売台数が回復の動きをみせている。この1月、前年同月比で111.5%を記録、昨年3月の消費税増税前の駆け込み購入以来、初めて台数で2ケタの伸びを示した。一方、販売金額は100.4%で、前年並みにとどまった。

 台数拡大の要因は平均単価の下落。12月、1月と連続して平均単価が前年を下回り、1月の税別平均単価は5万4900円と、14年1月に比べ9%も安くなった。このところ単価上昇の動きが続いていたが、昨年秋頃から上昇の勢いが鈍化。画面サイズの大型化も一服、年末商戦をきっかけに再び価格下落の動きに転じた格好だ。(道越一郎)

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