地域No.1店舗の売れる秘訣

<地域No.1店舗の売れる秘訣 あの人気店はこうしてつくられた>J&Pテクノランド――情報機器では他店に負けない 日本屈指のPC専門店の地位を確立

2015/03/05 18:44

週刊BCN 2015年03月02日vol.1569掲載

PC/PC関連製品の需要は必ずある 組み合わせ提案で客単価アップ

 J&Pテクノランドの売り場は、1階から5階の構成で面積は約3300m2。PC専門店のなかでは日本屈指の大型店舗だ。「家電量販店でも3000m2級の売り場でPCやPC関連製品を販売している店舗は少ない」と川井店長は捉えている。この売り場面積を生かし、他店との差異化につながる取り組みを進めることが、J&Pテクノランドの強みになっている。

 PCの販売で、川井店長が常に念頭に置いているのが、「PCの需要は必ずある」ということだ。国内PC市場が成熟したといわれて久しい。しかし、裏を返せばPCが普及しているということでもある。「PCが古くなったからリプレースしようというお客様は決してゼロにはならない」。そのため、どんなニーズにも応えられるよう、PCコーナーでは国内メーカーや海外メーカーを問わず多くの機種を用意している。中古PCの品揃えも豊富だ。さらには、「メーカー製品で求めるモデルがない場合は、パーツを選んでいただいて当店が一からPCを組み立てるなど、カスタマイズモデルを提供することもある」という。

PCコーナーでは国内メーカーや海外メーカーを問わず多くの機種を用意

 他店に比べて群を抜く品揃えがPCソフトだ。多くの店舗がソフトコーナーを縮小したり、ソフトコーナーをなくしたりするなかにあって、500m2以上の広さがある1フロアを最大限に使って「できるだけ多くのソフトを置いている」という。PCのリプレースを目的に来店した顧客に対して、接客でPCの用途を聞き出してソフトの購入につなげるためだ。例えば、デジタルカメラで撮影した画像を保存し、印刷して知人に配っているということをお客様から聞き出したら、画像編集ソフトを提案している。「スマートフォンを最大限に生かすためにアプリが必要であることと同様、PCソフトを使えば、PCの便利さを改めて理解してもらえる。そのことをお客様に訴えている」そうだ。

500m2以上の広さがある1フロアを最大限に使って「できるだけ多くのソフトを置いている」

 セット販売を促す商材は、PCソフトだけではない。NASと組み合わせて使ったほうが、さまざまな機器から静止画や動画を大量に保存できるなどを提案する。PC上級者が実現していることを、「わかりやすく説明することで、誰でも利便性の高い環境が家庭で構築できる」と、川井店長はアピールする。

 PCのスキルに長けたスタッフが多いからこそ、他店よりも進んだ提案が行えるわけだが、加えて「でんでんタウンを訪れる外国人観光客にも対応できるスタッフを揃えている」と、川井店長は自信をみせる。とくに人数が増えている中国人観光客に応対できるスタッフを数多く配置している。このほか、一般的な書店よりもPC関連の本を豊富に取りそろえている。このような取り組みで、PC上級者から初級者、国内外を問わず多くの人を引き寄せているのだ。

中国人観光客に応対できるスタッフを数多く配置している

一般的な書店よりもPC関連の本を豊富に取りそろえている

【人気の理由】
・PCやPC関連製品で3000m2級の売り場面積
・カスタマイズを含めて圧倒的なPCの品揃え
・訪日外国人など幅広い顧客層に応対できるスタッフを配置