SIMフリースマートフォン(スマホ)市場が拡大している。BCNランキングの調べでは、2014年11月にASUSが参入して以来、いまではスマホ市場全体の約1割をSIMフリースマホが占める。10月からはエイサーと同時にHTC NIPPONがSIMフリースマホ市場に参入した。

HTC NIPPON
玉野 浩
社長

2015年1月13日付でHTC NIPPON代表取締役社長に就任。直近は、ZTE Japanにてバイスプレジデントを務める。30年以上に及ぶモバイルインフラ・端末メーカー及び移動体通信オペレータで豊富な業界経験をもつ
 HTCは台湾に本拠を置く世界的なスマホ専業メーカーだ。08年に世界初のAndroidスマホ「HTC Dream(T-Mobile G1)」を、09年7月に日本初のAndroidスマホ「HT-03A」を発売。Androidスマホの先駆者である。そのHTCがSIMフリースマホで後手に回ったのはなぜか。

 玉野浩社長は「製品のフィールドテストに時間がかかった」と明かす。「ストレステストや約50人のユーザーによるトライアルを実施し、耐久性と安全性を高めた」という。サポート体制も整えた。電話相談窓口や修理受付など顧客の住む場所により異なるが、最短4~8営業日で修理して戻せる体制を敷いた。「端末の性能、サポート体制に自信がある」と玉野社長は先駆者のASUSを追う。(BCNランキング 山下彰子)

時間をかけて入念にフィールドテストをしたと話す玉野浩社長