これからの時代(Era)をつくりだす存在となるであろう業界注目の若手経営者にフォーカス。そのビジネス観や経営哲学に迫ります。今回は「BLUEISH・為藤アキラ代表取締役CEO兼CTO」を取材しました。
顧客第一
中学生の頃、PCを買ってくれた父に今も感謝している。「テレビショッピングを見て、お願いした」。その選択が、ITという人生の方向性を決めた。
高校時代にはオンラインゲームに熱中。プレイヤー同士のチームの「ギルド」を率いて日本一になった。メンバーそれぞれの強みを生かしつつ、足りない役割は自ら引き受けることで、チーム全体が力を発揮できる環境をつくってきた。
卒業後にエンジニアとしてSIerに就職。欠けている役割は率先して担い、顧客の求めるものを追求した。「特定の言語を極めることが目標ではない。お客さんに満足してもらいたい」と、独立後も顧客第一の姿勢は変わらない。
ホリゾンタル
「革命を起こします」
商談では持ち前の情熱を前面に意気込みを伝えている。エージェントネイティブなDXとして、企業がAIを“雇用”する姿を提案。「人は創造に、AIエージェントは実務に。」をビジョンに掲げる。
キーワードは、水平展開を意味する「ホリゾンタル」。「今までは一社一社に対応してWin-Winな世界をつくっていたが、それでは全然追いつかない」。組織に不足しているのは仕組みだ。得意な構造化の思考を武器に、業界を横断するAIエージェントプラットフォームを開発した。人手が足りない地方にこそ広めたいと、企業だけでなく自治体にも導入を図っている。
ユニコーンを目指す
変化が激しいAI時代の中心にいることがモチベーションになっている。「IPO(新規上場)を意識している。やるからにはユニコーンを目指す」と鼻息は荒い。
1台のPCから始まったITの道は、社会を変える挑戦につながった。「当たり前ではない未来が見える」。休日もプログラミングに取り組んで頭を休めない。自身が先駆者となる覚悟を示している。
プロフィール
為藤アキラ
1988年、フィリピン生まれ。千葉県立船橋高校卒業。SIerでエンジニアやプロジェクトマネージャー、UXデザイナーなどとして従事。個人事業主を経て2018年にBLUEISHを設立。
会社紹介
AIエージェントプラットフォーム「BLUEISH Agents」を提供。ワークフローの自動構築やノーコードのエージェント開発の機能を備え、作成したエージェントの公開機能もある。