経済産業省など
「平成13年度電子商取引に関する市場規模・実態調査」
eマーケットプレイス、06年には13兆円規模に
IT戦略本部は、11日開催の第10回会合で、「IT人づくり計画」を新たな重要テーマに据える方針を打ち出した。これまでもそれなりに手を打ってきたが、さらに体制を新たに最も重要なこの問題に取り組むことにしたようだ。これでひとつ思い出したのは、学校教育の現場でパソコン教室は時間制限となっており、例えば生徒が早朝に使いたいと思ってもほとんどの学校では使えないという問題だ。このあたりにまでメスを入れて対策を立ててもらいたいものだ。
3.BtoB市場の将来展望 セグメント別に見ると、2006年には全般的に品目間の偏りが縮小する中で、建設や繊維・日用品などが、次第に金額規模を拡大していくことが見込まれる。

2006年BtoBのセグメント別構成比
また、この中でBtoGについては、2001年は60億円程度に過ぎないが、2003年を目処に急拡大し、2006年には6兆円を超えるものと予測している。これは、e-Japan重点計画において、国土交通省が原則2004年までに電子入札システムを構築することとしているほか、同省は2003年度において、自らが発注する殆どの公共工事に、電子入札を適用する予定にあるためである。

eマーケットプレイスの市場規模は、2006年に約13.6兆円に拡大することが予想される。前年度調査時点の予想に比べると、定義変更により今後の予測規模は大きく下回るものの、2006年においても全BtoB取引の約10%程度を占めるものと見られる。その中では、電子・情報関連機器の取引額が、やはり現状と同様に突出して大きいことが見込まれる。