「上海を制する者が、中国を制す」──。中国・蘇州(江蘇省)でこのほど開かれたIT関連製品の代表的展示会「eMEX 2004」での産業フォーラムで基調講演を行った日本貿易振興機構(JETRO)の丸屋豊二郎・上海センター所長は、「日本企業は中国全体をマーケットに狙わず、ターゲットを絞る必要がある」としたうえで、上海から200-300キロ圏内の大上海経済圏(グレーター上海=上海市、江蘇省、浙江省)を「距離的な近さにメリットがある」と強調。今後、日本企業は市場開拓にあたって、「優秀な中国の人材をどんどん取り込み、登用していく必要がある」との考えを示した。丸屋所長の講演内容をレポートする。(小寺利典(本紙編集長)●取材/文)