その他
マイクロソフトの社長交代 2代続けて米本社から選出
2005/05/02 21:12
週刊BCN 2005年05月02日vol.1087掲載
マイクロソフト日本法人はこのほど、今年7月1日付で米マイクロソフトのコーポレート副社長北米地域スモールアンドミッドマーケットソリューションズ&パートナーグループ担当のダレン・ヒューストン氏が社長に就任する人事を発表した。現社長のマイケル・ローディング氏は、米マイクロソフトのコーポレート副社長MSNグローバルセールス&マーケティング担当に就任する。ローディング氏に引き続き、2人目となる米国本社からの社長就任は、日本法人トップの人選がグローバル戦略に組み込まれていることを物語っている。(川井直樹(本紙副編集長)●取材/文)
“日本市場は世界戦略の一環”色濃く
■日本法人の戦略をグローバルで活用
マイクロソフト日本法人の社長が、米国本社のスタッフから選出されるようになったのは、2003年7月1日付で就任したマイケル・ローディング氏から。ローディング社長は、01年3月にアジアパシフィック地域担当の副社長に就任した後、日本をアジアパシフィック地域から分離して独立する戦略に伴い、日本担当の副社長となり、そして日本法人社長に就任した。それまで古川享・執行役最高技術責任者兼米本社副社長、成毛眞氏(現インスパイアCEO)、阿多親市氏(現ソフトバンクBB常務)と日本人が社長に就任するという人事に終止符を打つことになったわけだ。
ローディング社長が就任した当初、「米国本社主導で、パートナー制度の抜本的改革などを実施するのではないか」という憶測がパートナーの間で囁かれた時期もあった。しかし、実際には日本のパートナー施策を米国本社が採用するといった、日本法人の戦略がグローバルで活用される展開になった。眞柄泰利・執行役常務OEM営業本部ゼネラルビジネス統括本部ビジネスパートナー営業本部東日本・西日本営業本部担当は、「(ローディング氏が日本法人のトップになったことで)日本のビジネスが認められるようになった」と、米本社とのパイプが太くなったことを評価する。
ローディング社長に続き、米国本社のヒューストン副社長が日本法人社長に就任するというのは、「日本に対する期待のコミットメント」(ローディング社長)と、日本の国内ビジネスを一段と加速させることを意味していると説明する。
ローディング社長は、6月30日付で退任し、7月1日付で米国本社の副社長MSNグローバルセールス&マーケティング担当に就任する予定。「MSNジャパンも統括することになるため、引き続き日本市場に対して責任を負っていく」ことになるという。
■ビジネススタイルを継続する
ヒューストン次期社長は、03年9月に米マイクロソフトに入社。北米地域の中堅・中小企業(SMB)ビジネスの拡大を図り、この分野のビジネスを年率10%以上の成長路線に乗せるなど、成長分野でのビジネスチャンスへの戦略に豊富な経験を持つといわれる。
日本市場については、「独特の市場とはいえ、当社のビジネスが成長する市場」(ヒューストン次期社長)と自信は満々。「日本法人には優秀なスタッフが揃っており、グローバルに発展する多くの研究成果を上げている」ためで、「これまで(ローディング社長が)積み上げたものを受け継ぐことに加え、顧客やパートナー企業との関係を深めることでビジネスを上乗せしていく」と、日本法人でのビジネススタイルを継続する意志を示している。
ディストリビュータやソフト開発などの販売パートナーにとっては、これまでのビジネス手法を継続するのかどうかが気になる。確かに、マイクロソフトにとって、“継続性”を維持することがパートナーとの関係を保つには重要だ。しかし市場は変化している。ビジネススタイルを継続する中にも、パートナーにとって魅力的な事業拡大策を打ち出せなければ、2人続けて米本社から社長を送り込む意義は小さい。
マイクロソフト日本法人はこのほど、今年7月1日付で米マイクロソフトのコーポレート副社長北米地域スモールアンドミッドマーケットソリューションズ&パートナーグループ担当のダレン・ヒューストン氏が社長に就任する人事を発表した。現社長のマイケル・ローディング氏は、米マイクロソフトのコーポレート副社長MSNグローバルセールス&マーケティング担当に就任する。ローディング氏に引き続き、2人目となる米国本社からの社長就任は、日本法人トップの人選がグローバル戦略に組み込まれていることを物語っている。(川井直樹(本紙副編集長)●取材/文)
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