仮想化によってコンピュータシステムの在り方が変わろうとしている。これまではリソースにあらかじめ余裕をもったシステム設計を行うことで、パフォーマンスや安定性を保つ手法が一般的だった。だが、拡張性の高い仮想化技術を使うことで従来では考えられなかった“最低限度のシステム”の設計が可能になる。初期投資を抑えるミニマムスタートアップ(最小構成でのシステム稼働)により顧客の負担は大幅に軽減され、運用面でも多くのメリットがある。ITベンダーにとってみれば、いち早く仮想化技術を採り入れることでシステム提案の段階から有利に事を運ぶことができる。(安藤章司●取材/文)