SAPジャパン(安斎富太郎社長)は、クラウド市場に本格参入することを正式に発表した。グローバルで発表済みの方針ではあるものの、SAPが全製品・ソリューションをクラウドでカバーすることを明確にしたインパクトは大きい。SAPジャパンに新設されたクラウドファースト事業本部長に就任した馬場渉バイスプレジデント(VP)は、「2007年から2010年までのSAPのクラウド事業は本質を見誤っていたことをグローバルの経営幹部も認めており、現経営体制で検討を重ねた結果が今回の抜本的な方針転換だ」と説明する。大企業の基幹系システムを中心に、ビジネスソフトウェアのリーディングカンパニーとして君臨してきた同社のクラウド戦略の内容と、市場に与える影響を展望した。(本多和幸)