アビームコンサルティング(岩澤俊典社長)とSAPジャパン(安斎富太郎社長)は、SAPジャパンの各強化分野を横断した協業を強化するために、SAPジャパン内に共同プロジェクトルームを設置したことを発表した。

 両社は、SAPジャパンが強化しているアナリティクスやモバイル、クラウド、データベース&テクノロジーなどのソリューションを横断した専門組織を共同で設立。SAP ERP製品の導入だけでなく、データ収集・分析などの情報活用からモバイルまでを含めたビジネスソリューションをワンストップで提供できる体制を整備した。SAPジャパン社屋内に設置した共同プロジェクトルームにアビームコンサルティングの専任コンサルタントが常駐し、SAPジャパンのソリューション担当と共同で開発に取り組む。

 アビームコンサルティングが強化するサービスは、「ファイナンシャル エクセレンス」、「エンタープライズモバイル」、「ビックデータの活用による意思決定のスピード・精度の向上」、「MDM(マスター・データ・マネジメント)による経営基盤の構築」の四つ。

 「ファイナンシャル エクセレンス」では、基幹システムに存在する大量のデータをリアルタイムにグループ経営管理業務で活用し、多角的で詳細な分析ができる仕組みづくりを推進する。加えて、統計的な分析手法を用いた精度の高い予測で、企業経営の意思決定を支援する。

 「エンタープライズモバイル」では、企業におけるモバイル端末の活用を推進し、新たなワークスタイルの構築、現場からバックオフィスまでを統合する企業の情報化、新たなカスタマーエクスペリエンスの提供を支援する。これらに先駆けて、モバイル診断サービスを提供して現状分析を行ったうえで、企業での活用シーンを提案。業務プロセスの設計、セキュアな運用管理ソリューションの構築など、モバイル活用を支える一貫したサービスを提供する。

 「ビックデータの活用による意思決定のスピード・精度の向上」に関しては、顧客や販売に関する詳細なデータ、ソーシャルメディアの情報など、企業の内外に溢れる膨大なデータを活用して意思決定できるように支援する。「MDMによる経営基盤の構築」では、グローバル経営管理、M&A、「SAP Supply Chain Management」「SAP Customer Relationship Management」「SAP Product Lifecycle Management」「PSI」など、各種業務の統合を実現するための基盤として、MDMの構築を支援する。(信澤健太)