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　7期連続で2ケタ成長しており、2012年度も2ケタ成長を見込む。アプリケーション分野は大企業の基幹システムの見直しが進み、ERP以外のCRMやSCMなどの領域での導入が増えた。データベース＆テクノロジー分野では、「SAP HANA」のユーザーが50社近くまでになった。モバイル分野は、2012年に入って以降は伸びた。通信キャリアとの商談が進んでいるし、ビジネスアプリが充実してきている。クラウド分野は、サクセスファクターズを買収してから加速している。サクセスファクターズジャパンの佐々木聖治社長と密に連携している。

　2013年は、アプリケーションに関しては引き続き大企業と中堅企業からの引き合いに応えていく。「HANA」はこれまでテクノロジーや概念に焦点が当たっていたが、実践に目が行くようになっており、異業種間でユーザー同士のコラボレーションも生まれてきている。モバイルは、サイベースとアイエニウェア・ソリューションズを統合し、単一のオープンプラットフォームとしてSAPの強みを打ち出していく。「SAP Store」を通じて、ビジネスアプリの販売にも積極的に取り組む。「Business ByDesign」は日本でも展開する方向で考えている。

　2013年は、ますます瞬間の勝負が要求されるようになると考えている。そのつど、ユーザーを満足させられるサービスを用意しなければならない。「HANA」やモビリティなど、先駆的なITシステムで支援していく。