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<指令! 海外成長市場を獲得せよ──SIerは中国・ASEANをめざす>第16回 中国ネットビジネスと向き合う
2013/07/25 21:03
週刊BCN 2013年07月22日vol.1490掲載
中国のインターネット環境は、「世界一巨大なLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)」と揶揄されるほど制約が多い。アジア最大の消費市場である中国でネットビジネスの立ち上げを望む日系企業は少なくないものの、あまりの環境の違いに戸惑うケースが散見される。
ネット環境は「世界一巨大なLAN」
ネット通販については、「天猫(旧淘宝商城)」や「京東」など地場大手がすでに確固たる地位を築いていて、外資では2011年頃から本格進出した米「Amazon(亞馬遜)」が、なんとか食い込んでいる程度の状態。日本のネット通販大手の楽天ですら、中国検索大手の「百度」と合弁で中国に進出したが、うまくいかずに12年5月に撤退したのは記憶に新しい。
この背景には、いわゆる「グレート・ファイアウォール」によって、海外のネットサービスの多くに制限をかける一方で、中国国内では独自のソーシャルメディアやネット通販、クチコミ、動画投稿などの多様なサービスの発展を、国を挙げて奨励してきたという事情がある。
近年は、中国のネットサービスベンダー自身が十分な競争力を身につけてきたことから、先進諸国から何らかのサービスをもってきたとしても、中国で根づかせるのは容易なことではない。こうした中国ならではの事情を十分に把握せずに進出した日系ネットサービスベンダーは、高い確率で失敗する。
ここに着目したのがインターネットサービスのクララオンラインだ。同社は中国大手調査会社でネットビジネス分野に強い易観国際(Analysys International)と協業して、まずは中国ネット業界の現状分析に着手した。(安藤章司)
中国のインターネット環境は、「世界一巨大なLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)」と揶揄されるほど制約が多い。アジア最大の消費市場である中国でネットビジネスの立ち上げを望む日系企業は少なくないものの、あまりの環境の違いに戸惑うケースが散見される。
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