中国のオフショア開発が転換期を迎えている。日本国内の深刻なIT人材不足を背景に需要の増加を見込むが、受注側では急激な為替レートの変動と人件費の高騰が進行中。案件の数は多いものの、利益の捻出が困難という不健全な状況に陥っている。コスト削減を主な目的とするオフショア開発はもはや成り立たない。発注側と受注側がWin-Winの関係を構築するためには、コスト削減という固定観念を取っ払い、一定の値上げ要請に応じつつ、柔軟にIT人材を確保するための“リソースセンター”の位置づけでオフショア開発を利用していくことが求められる。(上海支局 真鍋武)