エプソンは、小回りがきく製品開発力を生かし、ユーザー企業のニーズを反映した製品とサービスの提供に取り組んでいる。展示ブースでは、そのノウハウを生かした「エプソンPC」を披露していた。
例えば、「POS端末や受付端末などでタブレット端末を使っているが、画面が小さくてみえにくい」という声から、据え置き型の15.6型タッチパネルPCを開発。ウルトラコンパクトPCは使い勝手のよさから、デジタルサイネージや組み込み機器、VOD端末などの用途に採用実績がある。さらに、オプションと組み合わせることでオーダー端末やPOS、工場の管理端末など、さまざまな用途で使えるタブレット端末を提供している。

ユーザー企業の声を反映したPCを展示
ユーザー企業の事情を踏まえたサポートも好評だ。PCの性能が高くなったことによって、最新のPCに買い替えなくてもビジネスシーンで活用できるため、長く使いたいという要望が増えている。そこで、標準保守を1年、定額保守の期間を5年まで任意選択できるメニューに加えて、6年まで延長できるサポートも用意した。
汎用PCと定額保守のメニューの工夫でユーザー企業の要望に応えられるのがエプソンの強み。今後も、ニーズの多様化を考慮し、細かな使い勝手まで配慮した製品開発など、価格以外の価値を提供することに力を注いでいるエプソンでは、量ではなく質への転換を追求していく方針だ。