米アドビ システムズは米国時間9月20日、マーケティングオートメーションツールをSaaSで提供する米マルケトを買収すると発表した。買収金額は47億5000万ドル(約5350億円)で、アドビによるM&Aとしては過去最高額。遅くとも今年11月中の買収完了を予定している。

 アドビはマルケトを「B2B向けマーケティングプラットフォームのリーダー」と表現。アドビの「Experience Cloud」はB2C事業を展開する顧客に強かったが、B2B向けマルケトを統合することで、B2C/B2B両方の領域で強力なマーケティングツールを提供できるようにする。また、5000社を超える導入企業、500社以上のパートナー企業など、マルケトのもつ顧客や販売チャネル、コミュニティにアクセスすることも買収の目的とみられる。

 マルケトは2013年から米ナスダックに上場していたが、16年に投資会社ビスタ・エクイティ・パートナーズに17億9000万ドルで完全買収されていた。アドビは今年6月、ECプラットフォームの米マジェントコマースを16億8000万ドルで買収しており、立て続けの大型買収となる。(日高 彰)