グローバル規模でパートナーシップを結んだレノボとネットアップ。レノボはストレージ事業の強化を、ネットアップはレノボが持っている販売網を通した販売エリア拡大を狙う。来年には中国に合弁会社を設立し、共同でストレージ開発に着手する計画だ。

右から
ネットアップの岩上純一社長
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズのスミア・バティア社長
同橘一徳・執行役員パートナービジネス管掌 製品・パートナー営業統括本部統括本部長

 レノボは現在、サーバー中心のビジネスを展開している。数年前からスーパーコンピューター事業を強化。順調に拡大し、今年6月にはグローバルで1位のシェアを獲得した。今後は、IoTが普及し、データが爆発的に増大することを見据え、ストレージ事業を強化する方針を掲げた。同社のストレージ事業は、ラインアップが少なく、売上構成比は1割前後。これを解決するために、ストレージベンダーであるネットアップとの協業が必要だった。

 協業の第一弾として、10月12日に発表したのがユニファイドストレージ「Lenovo ThinkSystem DMシリーズ」とブロックストレージ「Lenovo ThinkSystem DEシリーズ」の2シリーズだ。レノボのハードウェアの上に、ネットアップのストレージOS「ONTAP」やネットアップのSAN OS「SANtricity」をベースにした「Lenovo SAN Manager」を搭載する。さらに、サーバーなどを管理できるソフトウェア「Lenovo XClaity」に対応させ、ThinkSystemサーバーやストレージ、ネットワークなどを統合運用できるようにした。

 レノボのコストパフォーマンスと、ネットアップのソフトウェアを備えた新シリーズ。ストレージ市場に新しい風を巻き起こすことができるか。(山下彰子)