OKIデータ(波多野徹社長)は、7年間の無償保証とメンテナンス品無償提供を実現した「COREFIDO EX」シリーズを発売する。ラインアップはA3カラーLEDプリンター「C844dnw」「C835dnw」「C835dnwt」の3機種。2月末から出荷する。

東 潤一郎
取締役

 新モデルは、装置寿命7年/100万ページの高耐久設計を採用し、購入日から7年以内に発生した故障に対して無償で修理を受け付けるほか、定着器ユニット、転写ローラー、ラベルユニット、給紙ローラーセットのメンテナンス品を7年間無償で提供する。

 さまざまなサイズや紙厚の用紙、特殊用紙への印刷に対応し、食品スーパーやホームセンターなどのPOPやポスターとして利用される耐水紙や、簡易包装で利用される短冊のし、調剤薬局などで用いられる薬袋などに印刷できる。

 同社は、2008年に5年間無償保証を実現したCOREFIDO、11年にはメンテナンス品5年間無償提供を実現したCOREFIDO 2をリリース。15年にはユーザーがセルフメンテナンスを行いやすくしたメンテナンスバリアフリー設計を採用し、クラウドメンテナンスを実現したCOREFIDO 3を提供し、ダウンタイムの短縮、メンテナンスや修理に伴うコストの削減などをアピールした。

 同社の東潤一郎・取締役国内営業本部長は「COREFIDOシリーズをリリースした狙いは他社に真似できないサービスを提供することでシェアを伸ばすことだった。リリース前の当社のシェアは4%ほどだったが、COREFIDO 3までリリースしたことで8%に伸びた。今回のCOREFIDO EXによってプリンター市場全体で10%まで伸ばしたい」と意気込みを語った。COREFIDO EXシリーズの販売目標は年間1万5000台で、A3カラープリンター市場でシェア15%を目指す。

 ターゲット市場は、オフィス市場を含め、インダストリー市場向けにも提案する。具体的にはこれまでも取り組んできた流通、医療、デザイン市場のほか、小売りやドラッグストアなど新たな市場開拓にも着手していく。

 10周年を迎えるCOREFIDOの取り組みについて、東取締役は「これまで3~4年でリプレースしていたお客様がCOREFIDOをリリースしたことで5年以上使用し、また次もOKIのプリンターを使いたいと言っていただいた」と話す。買い替えサイクルが伸びることでビジネス機会の減少を心配する声があったが、純正のトナーや消耗品の使用率が上がり、消耗品で収益を上げるビジネスモデルが確立したという。さらに、ハードウェアの耐久性、長期保守サービスにより顧客の信頼を集め「商談率が上がっている」(東取締役)という。

 東取締役は「ソフトウェアやクラウドサービスを重視するメーカーもあるが、OKIは強みであるモノづくり、ハードウェアの部分にこだわり、強化していく。そしてお客様、市場のニーズにしっかり応えていきたい」と意気込みを語った。(山下彰子)