高速開発ツール「Magic xpa Application Platform(xpa)」やデータ連携プラットフォームの「Magic xpi Integration Platform(xpi)」を提供するイスラエルのマジックソフトウェアが、日本市場への投資を加速させる。

アリック・キルマン 会長

 xpaとxpiの売上高の合計で見ると、全世界の売り上げの27%を日本市場が占めるという。これはグルーバルでトップだ。週刊BCNの取材に応じたイスラエル本社のアリック・キルマン会長は、「日本市場はチーム作りが非常にうまくいっていて、素晴らしいお客様が獲得できているのはもちろん、800社以上のパートナーエコシステムも構築していることが大きなビジネスの推進力になっている」と評価。日本を最優先市場の一つとして重点的に投資を行っていることを強調した。

 具体的には、日本からの要望を受けて製品開発などに反映させるための専任窓口をイスラエル本社に設置。ユヴァル・ラヴィCTOがその業務を統括し、要望の内容に従って社内の最適な部署に対応を指示する体制を構築したという。さらに、インドに拠点を置く開発チームには、xpi、xpaについて日本市場からの要望に専門で対応するチームもつくり、この1月から稼働させるという。

 キルマン会長は、日本市場を重視する理由は売り上げ規模が大きいからだけではないと説明する。「日本のカスタマーはパフォーマンスに対する要求が非常に厳しく、システムの安定性についても大変気にかけている」として、日本市場からの要求にこたえることで、製品のクオリティ向上につなげていることを示唆する。

 同社のビジョンは、SMB市場のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献するアプリケーション開発やデータ/システム連携のリーダーになること。キルマン会長は、「SMBも大企業と同じようにDXが生き残りのための重要な課題になってきている。あらゆる企業にとって、DXに向かう以外の選択肢はない。マジックソフトウェアの製品はまさにユーザーのそうした取り組みを支えるための情報システムを実現するものだ」として、さらなる商機が見込める市場環境にあると語った。(本多和幸)