パナソニックコネクティッドソリューションズ社は9月15日、ワイヤレスプレゼンテーションシステム「PressIT」を2020年10月上旬に発売すると発表した。ボタンを押すだけで、手元にあるデバイスの画面をディスプレイなどに共有できるのが特徴。2024年に国内市場で30%のシェア獲得を目指す。

貴志事業部長

 同社の貴志俊法・メディアエンターテインメント事業部事業部長は「コロナ禍で働く場所が大きく変わる中、対面のコミュニケーション体験があるオフィスワークの価値が見直されている」とし、PressITを通じて「オフィスのさまざまなコミュニケーションの活性化をサポートしたい」と述べた。

 PressITは、パソコンやタブレット端末、スマートフォンに送信機をつなぐと、受信機を接続したディスプレイやプロジェクターなどの映像表示機器の電源が自動的に入り、送信機のボタンを押すだけで画面の共有ができる。最大4分割まで可能なマルチモードや、割り込みを防止する固定モードなども備えている。映像はフルHDで表示でき、効率的な映像伝送で遅延やカクツキを抑えることができるという。オープン価格だが、実勢価格は税別24万円前後になる見込み。

 富士キメラ総研の調査では、ワイヤレスプレゼンテーションシステムの市場は年々拡大しており、24年は3万台規模になる見通し。30%のシェア獲得に向けて、パナソニックコネクティッドソリューションズ社は販売会社を通じて製品の提供を進める方針。

 グローバルでの展開について、貴志事業部長は「グローバルの市場は今年が35万台、24年が50万台の規模になる。当社としては24年に20%のシェアを取っていきたい」と説明。販売戦略については「単品での販売も進めていくが、テレビ会議やPCなどの“パーツ”を組み合わせ、会議や教育の現場向けのトータルシステムとしての販売にも力を入れていく」と語った。(齋藤秀平)