日本マイクロソフトが近年フォーカスしてきたのは、クラウド化の推進、そして業種・業界向けのインダストリーソリューションの拡充だ。その先にユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を網羅的に支援していくという構想を描いていたが、新型コロナ禍で市場環境は一変。多くの企業が突如、DXこそがウィズコロナ、ポストコロナを生き抜くカギになると考えるようになった。急速に膨れ上がったDXニーズに対応したITソリューションを不足なく提供するために何をすべきかが、目下の日本マイクロソフトのパートナー戦略における最大の課題となっている。7月に同社のパートナー事業本部長に就任した檜山太郎・執行役員常務は、よりユーザー企業の関与を強めた重層的なエコシステムを構築することでこの課題に対応していく意向だ。(本多和幸)