NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は11月26日、中小企業と個人向けのホスティングサービス(仮想専用サーバー:VPS)「WebARENA Indigo」で、Windowsリモートデスクトップライセンスのオプション提供を開始したと発表した。価格は月額1300円からで、NTTPCの調べでは国内最安値という。

冨永嘉之 担当部長

 WebARENA IndigoのWindowsタイプVPSに「Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SAL」を組み合わせることで、インターネットを経由してWindowsを利用することができる。Microsoft Officeの利用もでき、契約中のOffice 365(E3/E5)サブスクリプションライセンスをそのまま使用することが可能。Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SALは、初期費用無料で、月額料金は550円から。WebARENA Indigo WindowsタイプVPSの月額上限料金が750円のため、月額1300円でリモートデスクトップを使い始められる。Office機能も使う場合は月額3450円からとなる。

 NTTPCは、マイクロソフトのQMTH認定を取得している。そのため、Office 365のライセンスを持ち込む際、クラウド事業者などのサービスプロバイダー向けライセンスなどを追加購入する必要がなくなり、追加コストの抑制が可能。国内最大手の競合他社が示している価格の半額になるという。

 安価にリモートデスクトップ環境を構築できる要因の一つは、昨年10月に提供を始めたWebARENA Indigoが「国内最安値」になっていることがある。説明会で、サービスクリエーション本部第二サービスクリエーション部の冨永嘉之・担当部長は、価格を抑制できる理由として、海外でソフトウェアの開発やサーバーの調達をしているほか、日本での運用を徹底的に省人化・自動化していることなどを挙げ、国内最大手のサービスと比較して45%安価になっていると説明した。

 一方、WebARENA Indigoの提供を開始した後、1年間でVPSの利用台数が1万台を突破したとし「新型コロナウイルスの感染拡大で一時的に需要は伸びなかったが、その後は順調に成長している。当社調べでは、国内VPSの中で国内ナンバーワンの成長力になっている」と紹介した。利用台数1万台突破を記念し、Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SALのライセンスを新規または追加で契約した場合、来年2月まで、月額料金を無料とする「リモートワーク応援キャンペーン」を開催することも発表した。

 今後の展望については「2023年度までに10万VMを目指す」と強調。目標に掲げた数値には「国内最大級の会社が9万数千VMなので、そこを追い抜きたいという思いがある」と語り、国内シェアナンバーワンを目指す考えを示した。(齋藤秀平)