NTTコミュニケーションズは6月3日、記者発表会を開催。複数のセキュリティ関連商材を組み合わせて提供し、急速に需要が拡大している「SASE(Secure Access Service Edge)」に対応するソリューションとして市場に訴求していく方針を示した。

 具体的には、SASEソリューションとして「クラウドセキュリティ」「インターネットゲートウェイ」「IDaaS」「分離・無害化」「ハイブリッドWAN」「リモートアクセス」「エンドポイントセキュリティ」「マネジメント(SOCでのログ監視)」の八つの製品をコンポーネントとして提供するという。例えば、リモートワーク環境の整備を目的にSASEを導入する場合は、クラウドセキュリティ、インターネットゲートウェイ、リモートアクセス、IDaaS、エンドポイントセキュリティ、マネジメントを組み合わせる。

 同社のソリューションサービス部デジタルソリューション部門第4グループの前田隆志・担当部長は「ゼロトラスト環境を実現したい、安全なリモートワーク環境を構築したいなど、企業によってSASE導入の目的は違う。必要なコンポーネントを組み合わせることで、柔軟な対応ができる」と説明した。また、「各コンポーネントは当社の製品やサービスだけではなく、マルチベンダーで対応していく」と述べた。

 多様な働き方に対応できる環境を提供するという観点では、リモートアクセスサービス「Flexible Remote Access」の拡販にも注力する。端末にエージェントをインストールし、ポータルサイトで設定するだけで、リモート環境からSaaSやWebサイトにセキュアに接続できるサービス。同社が提供するインターコネクトサービスと組み合わせることで、データセンターなどにも閉域接続が可能となるという。(岩田晃久)