カシオの人事給与システム「ADPS(アドプス)」。1990年の発売以来、着実にユーザー企業を増やしており、今では業界トップシェアにまで成長した。このシステムをナンバーワンに育て上げる一翼を担ったのが寺島惠美子さんだ。
92年に入社してからずっとアドプスにかかわってきた。入社当初は、アドプスを導入したユーザー企業向けにシステムの使い方を指導するインストラクターを担当。スクールのスケジュール調整や教材製作、運営などにも携わった。「いかにシステムを理解してもらえるか。このことに一生懸命でした」。システム操作を教えるだけでなく、生徒であるユーザー企業の人事担当者が、社内業務で何に悩んでいるのかもコミュニケーションを通じて把握した。
「ユーザー企業によって課題はさまざま。ニーズに適したシステムを提供していきたい」と、販売戦略に興味を持ち、アドプス営業の販売企画を担当。開発部門との調整をはじめ、製品を市場投入するまでのプロセスを任されるようになった。ユーザー企業の視点に立ち、どのように製品を販売していくかを模索する毎日だった。
今年10月からは、国内営業統轄部IT推進部に配属となり、「プリンタなど当社が持つ情報関連機器とアドプスを連携させたITソリューションを企画している」という。これまでの仕事を振り返ると、「アドプスを通じて“自分らしさ”が出せたんじゃないかな」。今後はアドプスをベースに“カシオらしさ”を前面に出したITシステム・サービスを創出することにも期待がかかる。
プロフィール
寺島 惠美子
(てらしま えみこ)1992年にカシオ計算機に入社。アドプス営業統轄部東京アドプス営業部教育課に配属。95年、システム企画部でアドプスのセットアップなどシステム部門の販売企画を担当。97年、アドプス営業の販売企画に従事。現在、国内営業統轄部IT推進部IT推進企画室に所属。