Special Feature
新世代バーチャライゼーション 仮想化とSDxはここまできた!
2015/04/09 21:33
週刊BCN 2015年04月06日vol.1574掲載
記者の眼
ソフトウェアとハードウェアの分離。そのメリットはユーザー側にある。ハードウェアのリース期限や更新時期などを気にすることなく、アプリケーションのライフサイクルにあわせて情報システムを運用できるようになるからだ。さらに、コンテナのように、サーバーOSからアプリケーションの実行環境を分離させる技術を用いることで、ユーザーは、サーバーOSのサポート期限や更新サイクルを気にかける必要もなくなる。アプリケーションが寿命を迎えるまで、じっくりと使い倒すことができるというわけだ。
これを言い換えれば、ITソリューションに進歩がなく、新たな仕組みを取り入れる必要性がない場合、ユーザーは構築したアプリケーションを長期にわたり使い続けることになる。ベンダー側は、それに対する対処方法を早急に考えなければならないだろう。
いずれにせよ、クラウド化の流れは確実で、もはや誰も止めることができない。クラウド化で進むのは、ハードウェアとソフトウェアの分離だ。サーバーだけでなく、さまざまな分野において仮想化やSDxの新たなソリューションが今後も登場してくるに違いない。
「ソフトウェアでハードウェアを定義する。使用するハードウェアは、いわゆる“汎用品”であればなんでもいい」──。この流れは、サーバー環境やクライアント環境のみならず、専用機器が必要とされていた分野にも広がりをみせ、ハードウェアのコモディティ化と低価格化によって一層の拍車がかかっている。“新世代バーチャライゼーション”と呼ぶべきソリューションが台頭し始めているのだ。(取材・文/畔上文昭)
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料)
ログイン
週刊BCNについて詳しく見る
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
- 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…