スポーツにITを活用する動きが盛んだ。先日開催された2018 FIFAワールドカップ(W杯) ロシア大会では、ビデオ・アシスタント・レフェリー制(VAR)やゴールライン・テクノロジー(GLT)が活躍し、試合を左右する重要な場面で重宝されたことは記憶に新しい。日本代表のグループリーグ第3戦のポーランド戦では、ゴールキーパー(GK)の川島永嗣選手が、相手選手のシュートをギリギリのラインではじきだすファインプレーがあったが、この際の判定にGLTが利用されたことは印象的だった。

 2020年に東京五輪・パラリンピックを控える日本。政府はスポーツビジネスを「日本再興戦略」の柱の一つに位置づけ、25年の市場規模を現在の約3倍の15兆円に拡大する目標を掲げている。スポーツを「する」「観る」「支える」体験に、ICTが果たす役割は大きい。IT企業が取り組むスポーツテックビジネスを探った。(取材・文/真鍋武)