特に、24年は参入への絶好のタイミングになるという。「24年は、UN-R155の本格的な展開が一つのマイルストーンを迎える。これまでは、われわれのような最先端領域をフォローしているベンダーに声がかかっていたが、プロセスが決まってきたので、それを実行していけるベンダーへの切り替えが始まるとみている。また、車のソフトウェアをアップデートできるSDV(Software Defined Vehicle)の普及もITベンダーには追い風になる。デバイスの機能がクラウド側に移ってくるからだ」と述べる。
そうした中で、アクセンチュアはどのような優位性を発揮していくのであろうか。加藤MDは「当社の強みは、設計/生産/アフターセールスで構成される自動車の製品ライフサイクルにおいて、プログラムマネジメントや要件のトレーサビリティ確立、設計によるセキュリティのつくり込み、OT(産業向け制御技術)セキュリティ、セキュリティインシデントへの対応、E2E(End to End)セキュリティテストなど、六つの要諦を全部カバーできることだ。自動車開発の最初から最後まで伴走できる体制にあるだけに、多くの完成車メーカーや、(完成車メーカーに部品を直接納入する)ティア1サプライヤーを支援している」とアピールする。
情報セキュリティ分野に特化したIT企業のアズジェントは、イスラエルのCheck Point Software Technologies(チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ)をはじめとした海外の先進的なセキュリティ製品を販売するとともに、マネージドセキュリティサービスやセキュリティ診断などのコンサルティングサービスも提供している。強みとなるのは、設立以来培ってきた、サイバーセキュリティの先進国であるイスラエルとのコネクションだ。それだけに、コネクテッドカー分野のセキュリティ市場に着目したのも早かった。
アズジェントが、コネクテッドカーソリューション・パートナーに位置付けているのが、イスラエルのKaramba Security(カランバセキュリティ)だ。葛城常務は「メインとなるプロダクトは、CFI(コントロールフローインテグリティ)技術を生かして、車載ECU(Electronic Control Unit)のセキュリティを担保するオートノマスセキュリティ製品の『XGuard』。これに、リスクの可視化を行う『Vcode』と、セキュリティモニタリングを実現する『XGuard Monitor』を組み合わせて、デバイスのライフサイクル全体にセキュリティを組み込む提案をしている」と説明する。
特に、24年は参入への絶好のタイミングになるという。「24年は、UN-R155の本格的な展開が一つのマイルストーンを迎える。これまでは、われわれのような最先端領域をフォローしているベンダーに声がかかっていたが、プロセスが決まってきたので、それを実行していけるベンダーへの切り替えが始まるとみている。また、車のソフトウェアをアップデートできるSDV(Software Defined Vehicle)の普及もITベンダーには追い風になる。デバイスの機能がクラウド側に移ってくるからだ」と述べる。
そうした中で、アクセンチュアはどのような優位性を発揮していくのであろうか。加藤MDは「当社の強みは、設計/生産/アフターセールスで構成される自動車の製品ライフサイクルにおいて、プログラムマネジメントや要件のトレーサビリティ確立、設計によるセキュリティのつくり込み、OT(産業向け制御技術)セキュリティ、セキュリティインシデントへの対応、E2E(End to End)セキュリティテストなど、六つの要諦を全部カバーできることだ。自動車開発の最初から最後まで伴走できる体制にあるだけに、多くの完成車メーカーや、(完成車メーカーに部品を直接納入する)ティア1サプライヤーを支援している」とアピールする。