──「Windows 10」のサポート終了やAIの普及などを踏まえて2025年の総括を。
PCについては、大企業は24年中に入れ替えを終えたところが多く、25年はSMBが中心だった。Windows 10の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)が提供されたことで、26年3月くらいまでは通常よりプラスで推移するとみている。AIに関しては、ユーザーは試行錯誤しており、業務への本格的な貢献はこれからの段階だ。業務に資するようなパッケージが出てくると、新たな需要が生まれるだろう。
松本裕之 代表取締役社長
──教育分野の取り組みは。
GIGAスクール第2期による更新需要があった。(探究的な学びを推進する)STEAM教育の支援も拡大し、支援校は各地に18校となっている。全国に支店網を持つ当社だから可能なことで、将来の日本への投資を進めることができた。教員の長時間労働が社会問題になっており、今後はITと教育の相互連携の仕組みが一層必要になるだろう。教育関係者がITを学び、現場に持ち帰ってもらうようなものが想定される。
──人材確保の現状と、組織強化について教えてほしい。
東京本社を立ち上げたことが首都圏の学生の採用活動につながっている。新卒以外に第二新卒採用も取り入れた。即戦力としての中途採用のルールもつくって門戸を広げていく。シェアを持っているディストリビューションの立ち位置の上に、SI、コンサルティングがある大きな三角形の会社にしていきたい。
パートナーのセキュリティーを支援
──拡大している商材は何か。
セキュリティーだ。インシデントが報道されている大企業だけでなく中小企業も被害を受けている。どこまで対策すべきか業界標準が必要になってくる。セキュリティー製品はAI活用の入り口にもなる。
──販売店との関係は。
パートナーのセキュリティー対策を支援したい。その先のユーザーを守るために強化する。また、サブスクリプションの商材が伸びているのはパートナーの皆さんに慣れていただいた結果だ。時間をかけて、取り組んでいただける販売店をさらに増やしていく。信用を得ているからこそ将来的に必要なことを提言する、コンサルができる営業を増やす。
──26年の抱負を。
変化に耐えられるような会社づくりをする。お客様の近くに行ける支店網をさらに強固にする方針だ。地方創生にも取り組みたい。各地に30、40年とお付き合いしているお客様がいる。そのつながりを生かした仕事や、助けられる仕事を広げる。地方にテクノロジーによる支援の手を差し伸べ、これまでの成長のお返しをするということだ。