ダイワボウ情報システム(DIS)は12月15日、シスコシステムズ(Cisco)と協業し、DIS Customer Experience Center(CEC)内にCiscoの「AI Ready Data Center」ソリューションを活用したAIインフラ検証施設「CEC AI Innovation Hub」を新たに開設すると発表した。同施設は、DISによる中堅・中小企業と地方企業・自治体のAI活用支援のための国内初の検証拠点の一つとして位置づけられる。
DISは、全国約100拠点の販売ネットワークと約1万9000社の販売パートナー網を生かし、地方の現場に寄り添ったAIインフラ支援を推進してきた。今回のCEC AI Innovation Hubによって、Ciscoのグローバルな最新AI対応データセンター技術を実機で体験・検証できる環境を提供し、中堅・中小企業や地方自治体、教育機関などのAI導入をより現実的かつ段階的に進められるよう支援する。また、地域社会のAI活用の裾野を広げ、持続可能なデジタル変革の基盤づくりに貢献していく。
CEC AI Innovation Hubでは、Cisco UCSシリーズ、Nexusスイッチを完備。UCSサーバーには最新世代の高性能NVIDIA GPUを搭載し、実際のAI推論負荷を想定した構成で検証が可能となっている。トレーニングや推論に必要な計算リソースを確保してモデルのパフォーマンスを高精度で測定・評価することができ、PoC期間の大幅な短縮や迅速な意思決定が実現できる。
また、NVIDIA AI EnterpriseやRed Hat OpenShiftなど、AIワークロードに不可欠なソフトウェアスタックの動作検証も可能。プラットフォームからミドルウェア、アプリケーション層までを統合的に検証できることで、堅牢で効率的なAIワークロード基盤の構築に向けた確実なステップを踏み、AIプロジェクトの全フェーズでの課題を網羅的に解決するための知見と検証結果を提供する。
ダイワボウ情報システム(DIS)は12月15日、シスコシステムズ(Cisco)と協業し、DIS Customer Experience Center(CEC)内にCiscoの「AI Ready Data Center」ソリューションを活用したAIインフラ検証施設「CEC AI Innovation Hub」を新たに開設すると発表した。同施設は、DISによる中堅・中小企業と地方企業・自治体のAI活用支援のための国内初の検証拠点の一つとして位置づけられる。