プリンタは、世界市場では今後数年、台数、金額ともに伸びが見込まれるが、国内市場は台数で横ばい、金額ではややダウンすると見られる(JEITA予測)。これを裏書きするようにプリンタメーカーも「感触として全体の台数の伸びは落ちている」と、市場のシビアさを隠さない。この要因には、成長が期待されたカラー需要が一般OAで顕在化していない、といったことが指摘されるが、市場を個別に見ていくと活性化の鍵は少なくない。例えば、需要が堅調な官公庁や金融・証券、医療機関といった特定業種に絞った戦略だ。そうした分野の大型案件を獲得することで2007年度売り上げを前年度比130%と見込むメーカーもある。また2008年は日本版SOX法施行、洞爺湖サミットなどを背景に、統合化やセキュリティ、環境といった需要に追い風が吹く。メーカー、販社の知恵の見せ所だ。

(週刊BCN 2008年3月17日号掲載)