アイ・オー・データ機器
最新OSとDual Core CPUで高いパフォーマンスを実現
ソフトベンダーとの連携も強化
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第1開発本部 アドバンスト ストレージ製品部 部長 平林朗 氏 |
アイ・オー・データ機器は、2011年2月から法人向けNAS LAN DISKの最新モデルであるHDL-Z4WSA、HDL-Z2WSAシリーズの出荷を開始した。HDL-Z4WSA/HDL-Z2WSAシリーズは、最新OSであるWindows Storage Server 2008 R2(WSS 2008 R2)を搭載したほか、iSCSIにも対応し、サーバーや仮想環境での利用をも想定したストレージとなっている。
WSS 2008 R2はファイル共有プロトコル「SMB2.1」を活用できるため、同シリーズとWindows 7などのクライアントOSと組み合わせることで、高いパフォーマンスを実現する。同社の調査によると、Windows XP利用時と比べて、ファイル転送速度は約2.4倍の高速化を実現しているという。
第1開発本部アドバンストストレージ製品部の平林朗部長は、「Windows 7への移行が進むなか、“WSS 2008 R2”の必要性は高まっていると感じています。また、転送速度はもちろんですが、ActiveDirectory環境の場合、アカウント情報を一元管理できるので、運用工数も削減できます」と語る。
HDL-Z4WSA/HDL-Z2WSAシリーズは、CPUにIntel Atom Processor D510(1.66Hz)Dual Coreを採用しており、ファイル転送の高速化だけではなく、ウイルス対策ソフトやバックアップソフトを本体内にインストールした際も、パフォーマンスを損なうことがない。
「アプリケーションベンダー様との連携も強化しており、多くの各種バックアップソフト、ウィルス対策ソフトとの動作確認結果をご案内しています。連携を強化することで、お客様の選択肢が増えればと考えています」と平林部長は語る。また、NRIセキュアテクノロジーズ社の“SecureCube/Labeling Standard”にも対応し、同社のラベル付与をファイル管理に活用することも可能という。
HDL-Z4WSA/HDL-Z2WSAシリーズはソリューションとして提案できる商材だ。パートナー企業にとって、自社の強みを最大限に生かせるNASといえよう。
さらに同社では、設置から保守、データ復旧までをワンストップで提供するアイオー・セーフティ・サービスも提供している。ユーザー企業にとって、その安心感は非常に大きい。大切な情報資産を守って活用するために、同シリーズは最適なモデルといえるだろう。それだけに、市場からの期待も大きい。

LAN DISK Z
HDL-Z2WSAシリーズ HDL-Z4WSAシリーズ
アイ・オー・データ機器=http://www.iodata.jp/
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