〈一般的な解釈は…〉コンピュータが処理するデータやプログラムを記憶する装置。

 英語の「storage」は、もともと「保管」や「倉庫」などを意味する。そこから発展して、IT業界で使うストレージとは、データやプログラムなど、コンピュータが処理する情報を保持する記憶装置を指す。ストレージとほぼ同じ意味で、「メモリ」という言葉を使うことがある。

 ストレージのシステムは、一般的に主記憶装置(メインメモリ)と補助記憶装置(外部記憶装置)の二つから構成されている。データを一時的に記憶する主記憶装置は、動作が高速で、CPUから直接に読み書きすることができるのが利点だ。しかし、容量あたりの単価が高いのと、電源を切れば情報が消失するなどのデメリットがある。

 こうした主記憶装置の弱点を補うために、コンピュータの外部に接続する補助記憶装置が使われる。補助記憶装置は、情報を外部に記憶し、必要に応じて主記憶装置に読み込むので、電源をオフにしても情報が失われない。一般的な補助記憶装置としては、ハードディスクドライブ(HDD)やUSBフラッシュメモリなどがある。

 企業内ITリソースの有効活用を図って、システムの物理的構成を分割する仮想化技術の導入が普及しつつある。普及率が高いサーバー仮想化に加え、大容量のデータを一括して保存するストレージ仮想化は着実に進んでいる。

 また、クラウドコンピューティングの普及による「ITの所有から利用へ」という動きが、ストレージ市場にも影響を与えている。ここ数年、ストレージ製品を販売するのでなく、製品の利用だけを提供するサービス型ビジネス「Storage as a Service」が拡大している。

 ちなみに、製薬会社の武田薬品工業が「ストレージ」というブランドで胃腸薬のシリーズを展開している。