2009年の国内外付け型ディスクストレージシステム市場でのブロックレベル・ストレージ仮想化の容量は、前年の2.2倍の17.2PB(ペタバイト)。09年の国内外付型ディスクストレージシステムの出荷容量は、ストレージ投資の落ち込みで前年比14.3%増という低い成長にとどまったが、ブロックレベル・ストレージ仮想化容量は前年の2.2倍に拡大した。
ブロックレベル・ストレージ仮想化容量の08年~13年の年間平均成長率は92.4%で、13年には235.4PBに達するとした。IDC Japanによると、ブロックレベル・ストレージ仮想化は、他のIT先進国に比べて普及が遅いという。「国内企業の保守的な投資姿勢や、ストレージ仮想化の認知度の低さ、ストレージ仮想化の導入コストが比較的高額」な点が理由と分析している。
しかし、景気後退によるIT投資削減の機運が高まったことで、ユーザー企業がストレージインフラに関するコスト削減要求が強まり、市場は拡大傾向にあるとしている。